マイルを貯めようと思ったときに迷われるのが、「ANAとJALどちらで貯めるべきか」でしょう。
双方の航空会社にはそれぞれ長所短所があり、一概に選ぶことが難しいという方も多いのではないでしょうか。また、よく使う路線によっては、ANAだけ・JALだけと決めることができずに両方を併用することも考えられます。
そこでこの記事では、ANAとJALの両方のマイルを貯める方法について紹介していきます。また、効率的にマイルを貯めることができるクレジットカードについても紹介するので、よければぜひ参考にされてください。
ANAとJALのマイルを直接同時に貯めることはできない
マイルとは、航空会社のポイントのことを言います。マイルが設定されている航空会社もあれば、そうでない会社もありますが国内大手2社のANAとJALにはもちろん設定があります。各航空会社のマイレージ会員に登録し、その会社の便を利用したり、またはマイルの貯まるクレジットカードで買い物をすることでも貯めることが出来ます。
貯めたマイルは、飛行機のチケットの購入に使うことが出来たり、例えばエコノミークラスの座席からプレミアムエコノミーへ、エコノミークラスからビジネスクラスへアップグレードすることもできます。ショッピングに使うこともできます。
ANAのマイルとJALのマイルは全く別のものです。別会社であり、加盟しているアライアンスも別の為、一度に一緒に貯めることはできず、お互いのマイルの交換もできません。ANA便に乗ればANAのマイルが、JAL便に乗ればJALのマイルが貯まり、ANAカードで買い物をすればANAのマイルが、JALカードで買い物をすればJALのマイルが貯まります。
一部のクレジットカードでは貯めたポイントをANAとJALマイルに交換可能
ANAとJALのマイルを同時に貯めていくことはできませんが、直接マイルを貯めずに相互のマイルに交換可能なクレジットカードでポイントを貯める方法であれば両立が可能となります。
ポイントの交換先にANAマイルとJALマイルがあるクレジットカードならいくつかありますので、それらのクレジットカードを選択する方法を取るのがベストでしょう。
交換するのは若干面倒となりますが、交換率が高いクレジットカードならお得になりますし、ポイント交換ならではのメリットもあります。
JAL・ANA意外のマイル選択肢も選べる
ポイントを交換するパターンならANA・JALマイル以外の選択肢もあります。
例えば、海外エアラインで有名なものですと、
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- イベリア航空
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- アメリカン航空
- アラスカ航空
- アビアンカ航空
などが挙げられます。
状況に応じて、必要なマイルにポイントを交換していけば、いざというときに困ることもないでしょう。
有効期限を実質的に延長できる
実は見落としがちなのがマイルの有効期限です。直接マイルを貯めていくと、JAL・ANAそれぞれのマイル有効期限は3年となるため、順次貯めたマイルが失効していきます。
3年は長いようで意外と早いので、目標マイル数に到達する前に失効が始まる事も珍しくありません。
もしマイルが直接貯まるパターンの場合だと、有効期限は3年が最長になります。
しかしポイントを交換するパターンなら、まずはポイントの有効期限を最大限に利用してからマイルに交換すれば、そこからさらに3年の猶予を作れますので期限を最大化出来るというわけです。
ANAとJALマイルに利用できるおすすめクレジットカード
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- ポイントはJAL/ANAどちらのマイルとも交換可能
- 入会と同時にMarriott Bonvoy「ゴールドエリート」会員資格が付与される
- 家族カードは1枚目無料
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは旅好きから絶大な支持を得ていたSPGアメックスの後継カードとして登場した新しいカードです。
年間150万円以上の利用で無料宿泊特典が利用できるという他にはない特典があります。
無料宿泊特典が利用できるのは、ザ・リッツ・カールトンやシェラトン、エディション、ウェスティンホテルなど世界138の国と地域に7,900軒を超えるMarriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテルです。
また、「ゴールドエリート会員資格」と呼ばれる、部屋のアップグレードなどの優待資格も付帯しています。
マイル還元率も高く、基本は1.0%。まとめて60,000ポイント分のポイントを交換をすると1.25%まで還元率を上げることができます。
Marriott BonvoyポイントはANAやJALのマイルはもちろん、40を超える航空会社のマイルとも交換できる使い勝手の良さも魅力です。
マイル還元率 | 1.0%(まとめて60,000ポイント分の交換をすると1.25%) |
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審査可能年齢 | 20歳以上 |
空港ラウンジサービス | 国内28の主要空港とハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
旅行保険 | 国内:最高5,000万円(利用付帯) 海外:最高1億円(利用付帯) |
家族カード | 1枚目は無料 |
Orico Card THE POINT
- ポイントはJAL/ANAどちらのマイルとも交換可能
- 入会後6ヶ月間はポイント還元率が2.0%にアップ
年会費無料ながらポイント還元率が1.0%と高く、日常的にポイントを貯めやすいカードです。
オリコモール経由の買い物でAmazonや楽天市場など大手ショッピングサイトなどの還元率が増すことでも知られています。
特筆したいのが、オリコポイントは移行手数料なしでANAマイルにもJALマイルにも手軽に交換できるということです。しかも、ANAマイルは1ポイント=0.6マイルという比較的高いレートで交換できます。
ポイント有効期限が1年間というデメリットがあるので、ポイントの失効に気をつけながら時期を見てマイルに移行するとよいでしょう。
年会費が永年無料なので、手軽に利用しやすい1枚。ポイントを貯めるか、マイルを貯めるか迷っている人にも使いやすいカードです。
マイル還元率 | 0.5%〜0.6% |
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マイル移行レート | 1ポイント=0.6マイル(ANA) 1ポイント=0.5マイル(JAL) |
審査可能年齢 | 18歳以上 |
よくある質問
- マイル還元率はポイント還元率は異なるものですか?
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異なる情報です。ポイント還元率はクレジットカードが提供しているポイントサービスを利用する際の還元率を指し、マイル還元率はカードがマイルとして還元する割合を指します。同じような情報と思われがちですが、ポイントとマイルは異なるものですので還元割合も変わります。
- マイル還元率の高いカードはどのような特徴がありますか?
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マイル還元率の高いカードは航空会社が発行しているものが多くなっています。航空会社が提供するカードは、自社のサービスとしてマイル還元率を高められるメリットがあるため、他のカードに比べて高いマイル還元率が実現できます。ただ、年会費が高い傾向もあります。
- ポイントをマイルに交換する際の注意点はありますか?
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ポイントの有効期限が切れる前に交換しなければなりません。マイルに交換する前にポイントの有効期限が来てしまった場合、その時点でマイル交換は不可能になってしまいます。マイルを得るためには事前にポイントの有効期限をチェックしておきましょう。