ANA(全日本空輸株式会社)上級会員であれば、より多くの特典を利用できるSFC(スーパーフライヤーズカード)を取得することができます。
本記事では、ANAアメックスSFCカードへの切り替え方法や審査内容について解説していきます。
上級会員になるための近道ともいえるANAアメックスSFCカードの切り替えをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. SFC(スーパーフライヤーズカード)とは
SFC(スーパーフライヤーズカード)は、ANAの上級会員になるための特典が付いたクレジットカードです。
SFCは”Super Flyers Card”の略で、航空機を利用する人にとって魅力的な特典を提供します。
SFCは、ANAダイヤモンドサービスメンバーやANAプラチナサービスメンバー、または100万LTマイル達成(総合獲得マイル)の条件を満たすことで取得できます。
一般の人にとっては100万ANAマイルを貯めるのは難しい条件ですが、ANAプラチナサービスメンバーになることは比較的簡単であり、SFCを取得するための近道となります。
SFCの取得に成功すると、一生涯ANAの上級会員としての待遇を受けることができます。
SFCには様々な特典があります。
例えば、ANA・スターアライアンスのラウンジが利用可能であり、ビジネスクラス利用者と同じ搭乗ができます。
さらに、手荷物の優先受け取りやマイルで予約できる特典航空券の座席が多くなるという特典もあります。
SFCはANAが提供する航空会社の上級会員専用のクレジットカードであり、航空機を利用する人にとって非常に魅力的な特典が付いています。
条件を満たす必要がありますが、一度取得すればANAの上級会員ステータスを一生維持することができます。
2. SFCの特典と取得方法
SFC(スーパーフライヤーズカード)を取得すると、以下の特典を利用することができます。
特典1:全世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジが無料利用可能
SFC会員は、スターアライアンス加盟航空会社の空港ラウンジを1,000ヵ所以上無料で利用することができます。
通常はゴールド会員や上級席の利用者のみが許可されるラウンジも、SFC会員であれば無料で利用可能です。
特典2:座席クラスのアップグレードが可能
SFC会員は、「アップグレードポイント」というシステムを利用して、座席クラスをアップグレードすることができます。
アップグレードポイントは前年に獲得したプレミアムポイントに基づいて計算されます。
また、SFC会員は毎年4ポイントのボーナスポイントも獲得できます。
特典3:プレミアムエコノミーへの変更が可能
SFC会員は、国際線を利用する際にエコノミークラスからプレミアムエコノミーに座席変更することができます。
プレミアムエコノミーはエコノミークラスよりも快適な座席であり、機内食のメニューや各種サービスも充実しています。
特典4:キャンセル待ちが優先的になる
SFC会員は、予約した便が満席の場合でもキャンセル待ちを優先的に利用することができます。
他の利用者よりも席を確保する優先順位が高いため、希望の便に乗る確率が高まります。
特典5:国内線の先行予約が可能
SFC会員は、国内線の航空券を先行予約することができます。
繁忙期や予約が混み合う時期でも、一般の利用者よりも早く座席を確保することができます。
特典6:あらゆる手続きが優先的になる
SFC会員は、チェックインや手荷物受取などあらゆる手続きを優先的に行うことができます。
混雑している場合でも、スムーズに手続きを進めることが可能です。
SFCを取得する方法は、プレミアムポイントを貯めることです。
上級会員のステータスを維持するためには一定のポイントを獲得する必要があります。
プレミアムポイントはANAのフライトや提携カードの利用などを通じて獲得することができます。
SFCの特典は多岐にわたり、旅行者や頻繁に飛行機を利用する方にとって大きなメリットとなります。
SFCを取得したい方は、ぜひプラチナメンバー以上の上級会員を目指してプレミアムポイントを貯めてみてください。
3. 修行前にカードを作る理由
スーパーフライヤーズカード(SFC)修行を始める前にANAカードを作成する理由について説明します。
リスク回避:審査落ちによる時間とお金の無駄を避ける
SFC修行では、修行後にSFCカードを取得できないことが最も避けたいリスクです。
これによって時間とお金が無駄になる可能性があります。
そのため、修行を始める前に必ずANAカードを作成することをおすすめします。
ANAカードを修行後にSFCカードに切り替えるだけで、上級会員にスムーズになることができます。
マイル活用:修行中のマイルを有効活用する
修行を始める前にカードを作成すると、修行中に貯まったマイルを有効活用することができます。
SFC修行中は頻繁に航空便に搭乗するため、カードを利用してマイルを貯めることができます。
カードの選択:SFCカードに切り替え可能なANAカードを選ぶ
SFCカードに切り替えることができるのは、一部のANAカードのみです。
修行をする前に、自分が持っているANAカードがSFCへの切り替えが可能なカードか確認することが重要です。
切り替え可能なカードには、ANA一般カード、ANAワイドカード、ANAダイナースカード、ANAアメックスゴールドなどがあります。
カード選びの基準:利用頻度や目的に合わせて選ぶ
カードを選ぶ基準は、自身の利用頻度や目的によって異なります。
ANA便を頻繁に利用する方や年間のカード決済金額が多い方には、高いマイル還元率やフライトボーナスマイルがあるカードがおすすめです。
また、自分がよく使う決済方法や特典も考慮してカードを選びましょう。
修行後のカード作成:可能ですが審査通過が保証されない
修行後にカードを作成することも可能ですが、審査に通るかどうかは保証されません。
スムーズにSFCカードに切り替えるためには、修行前にカードを作成することが重要です。
審査基準:カードの種類によって異なる
審査基準はカードの種類によって異なります。
一般カードやワイドカードは審査がなく、ゴールドカードになると審査がある場合があります。
カードの申し込みには収入やクレジットヒストリーなどが考慮されますので、審査に通るためにはしっかり準備することが大切です。
年会費:カードの種類や特典によって異なる
年会費はカードの種類や特典によって異なります。
一般カードやワイドカードは年会費がかからない場合もありますが、ゴールドカードになると年会費がかかる場合があります。
自分の予算や利用頻度に合わせて年会費を考慮しましょう。
以上が、修行前にカードを作る理由についての解説です。
SFC修行を楽しむためには、修行前の準備が重要です。
自分に合ったカードを選び、スムーズに上級会員になれるようにしましょう。
4. 切り替え可能なANAカード一覧
ANAカードをSFC修行に切り替える際には、特定のカードが対象となります。ここでは、切り替え可能なANAカード一覧をご紹介します。
ANA一般カード(VISA/Master/JCB)の3種類
- 切り替え可能なカードはANA一般カードのVISA、Master、JCBの3種類です。
ANAワイドカード(VISA/Master/JCB)の3種類
- 切り替え可能なカードはANAワイドカードのVISA、Master、JCBの3種類です。
ANAワイドゴールドカード(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)の5種類
- 切り替え可能なカードはANAワイドゴールドカードのVISA、Master、JCB、AMEX、Dinersの5種類です。
ANAプレミアムカード(VISA/JCB/AMEX/Diners)の4種類
- 切り替え可能なカードはANAプレミアムカードのVISA、JCB、AMEX、Dinersの4種類です。
なお、ANA一般カードのアメックスはSFC一般カードとして利用できません。
SFCへの切り替えを希望する場合は、ANAアメックス一般カードからANAアメックス・SFC・ゴールドへの切り替えになります。
この場合は新規発行審査が必要ですので、ご注意ください。
ANA一般カード以外のカード種類に関しては、SFCへの切り替えはできませんので、ご了承ください。
SFC修行をする際には、自身の所持カードと切り替え可能なカードをよく確認し、最適なカードを選ぶことが大切です。
5. SFCへの切り替え時の費用と審査の有無
SFCへの切り替え時には、費用と審査の有無が気になることでしょう。
以下にSFC切り替え時の費用と審査の有無について説明します。
ANA一般カードやANAワイドカードからSFC一般カードへの切り替え
- 無審査で切り替え可能です。
- カード番号は変更されず、カード券面が作り直されます。
- 年会費の支払いは改めて行う必要はありませんし、請求月も変わりません。
ANA一般カードやANAワイドカードからSFCゴールドカードへの切り替え
- 新たに審査があり、カード番号も変更されます。
- 審査通過後に年会費を別途支払う必要がありますし、請求月も変わります。
- ANAカード時代の年会費で相殺や充当することはできません。
ANAワイドゴールドカードからSFCゴールドカードへの切り替え
- 無審査で切り替え可能です。
- カード番号は変更されず、カード券面が作り直されます。
- 年会費の支払いは改めて行う必要はありませんし、請求月も変わりません。
SFC一般カードからSFCゴールドカードへの切り替え(上位アップグレード)
- 審査があり、カード番号も変更されます。
- 審査通過後に年会費を別途支払う必要がありますし、請求月も変わります。
- SFC一般カード時代の年会費で相殺や充当することはできません。
SFCへの切り替えや上位アップグレード時のEdy番号変更
- ANAカードのSFCへの切り替えやSFCの上位アップグレード(SFC一般→SFCゴールド)の際には、Edy番号が変わってしまいます。
上記の情報から、SFCへの切り替え時には年会費や審査の有無が異なることが分かります。
無駄な費用や時間を避けるためには、事前に適切なカードを作っておくことが重要です。
また、SFC切り替えや上位アップグレードにはEdy番号の変更も伴うことに留意してください。
まとめ
SFCへの切り替えや上位アップグレードは、年会費や審査の有無に注意が必要です。
ANA一般カードやANAワイドカードからSFC一般カードへの切り替えは審査なしで可能ですが、ANA一般カードやANAワイドカードからSFCゴールドカードへの切り替えやSFC一般カードからSFCゴールドカードへの上位アップグレードでは審査があります。
また、SFC切り替えや上位アップグレードにはEdy番号が変更されることがありますので、注意が必要です。
適切なカードを作成しておくことで、SFCへの切り替えをスムーズに行うことができます。
SFCへの切り替えと審査について、事前に知識を持ち、準備をしっかり行いましょう。
よくある質問
Q1. SFCを取得するために必要な条件は何ですか?
A1. SFCの取得には、ANAダイヤモンドサービスメンバーやANAプラチナサービスメンバー、または100万LTマイル達成のいずれかの条件を満たす必要があります。
Q2. SFCの特典にはどのようなものがありますか?
A2. SFCの特典には、1,000ヵ所以上の空港ラウンジの無料利用、座席クラスのアップグレード、プレミアムエコノミーへの変更、キャンセル待ちの優先利用、国内線の先行予約、手続きの優先などがあります。
Q3. SFCへの切り替え時に費用はかかりますか?
A3. ANA一般カードやANAワイドカードからSFC一般カードへの切り替えは無審査であり、費用はかかりません。ただし、SFCゴールドカードへの切り替えや上位アップグレードには、審査があり別途年会費の支払いが必要になります。
Q4. 切り替え可能なANAカードはどれですか?
A4. 切り替え可能なANAカードはANA一般カード(VISA/Master/JCB)、ANAワイドカード(VISA/Master/JCB)、ANAワイドゴールドカード(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)、ANAプレミアムカード(VISA/JCB/AMEX/Diners)の各種類です。ただし、ANA一般カードのアメックスはSFCへの切り替えができません。